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東京大学宇宙線研究所は、マルチメッセンジャー天文学の展開に向けた研究会「高エネルギー現象で探る宇宙の多様性Ⅳ」(次世代ニュートリノ科学・マルチメッセンジャー天文学連携研究機構の共催)を11月11-13日、東京大学柏キャンパスの宇宙線研究所6階・大セミナー室で開催しました。
宇宙には、太陽フレア、ガンマ線バースト、超新星爆発、中性子星連星合体、銀河間ジェット、銀河団衝突など、様々なスケールに渡って高エネルギー天体現象が存在します。近年、電磁波・ニュートリノ・宇宙線・重力波による多波長・マルチメッセンジャー天文学はめざましい発展を遂げており、様々なスケールの物理や観測的事実を統合的かつ無矛盾に理解することがより重要となっています。
研究会には30人が参加。初日は重力波、ニュートリノ、ガンマ線観測、電波や可視光による突発天体探査、XRISMの最新成果などについて議論。2日目以降は理論的な検討に充てられ、ブラックホールによる星の潮汐破壊、相対論的衝撃波における粒子加速、宇宙線による星間・銀河間物質へのフィードバック、マグネターフレアからの放射、超新星爆発における磁場の役割、大質量星団の形成、ブラックホール噴出流・降着流などについて活発な議論が交わされました。
講演者及び講演タイトルなどはこちらのページに記載されています。